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(2009年9月19日 / 八木亜紀子 )

お知らせ

北タイNGOの快適オフィスと美味しいごはん

キーワード
タイ 、 NGO 、 国際協力 、 国際交流

画像まるでリゾート!のようではありませんか・・

画像伝統的なランナー様式の建物内で会議中

画像会議といえば、あま〜いお菓子(と、あま〜い飲み物)が欠かせません

画像辛い麺には甘い飲み物がマッチするとか、しないとか

とある仕事で北タイのチャンマイに行ってきました。


古くから「ラーンナー王朝」が栄えたチェンマイは、街中には数多くの古い寺院や巨木が残る、大変きれいなところです。日本における京都・奈良のような存在のようで、人びとは「バンコクとは違うぜ!」と、チェンマイっ子であるプライドを持っています。


今回の訪問では、山岳民族支援や森林保全活動、農村開発などを行なうNGOの皆さんと交流する機会がありましたので、タイのNGOの様子を少しお伝えいたします。


まず、一番上の写真をご覧ください。

この緑あふれる建物、一体なんだと思われますか??

なんとこれ、NGOのオフィスなんです。

普段小さな事務室で、資料に埋もれて仕事をしている東京のNGOスタッフ一同、「うらやましい・・」とため息。


このNGOは山岳地帯数に数多く暮らす山岳少数民族とともに、森林保全活動をおこなっている団体です。少数民族たちは、長年にわたって焼畑をし、農業を営みながら生活していたのですが、最近では、「焼畑が環境破壊につながる」という批判があるそう。彼らは、「それは誤解なんです。少数民族はずっと森と共生してきた知恵のある人たちです。本当の環境破壊と正しい情報を知ってほしい」とのこと。


2枚目の写真は、地域の伝統文化や智慧を保存する活動をしているNGO。踊りや歌、伝統的な織物や衣装の講座を開いていて、10代から70代の方が生徒として参加しています。ちなみに、先生は全員ボランティア。広々とした敷地に「ラーンナー建築」の建物が並ぶ、こちらも大変すてきな場所でした。


現地のスタッフの話では、最近北タイのNGOでは、ちょっと郊外に、拠点となる土地や建物を所有する傾向が高まっているそうです。それは、組織のサステナビリティ(持続可能性)を高めるためでもありますし、快適に、安心して働くためでもあるそうです。


ところで。タイでの会議に欠かせないものといえば、「おやつ」です!

どこに行っても、ピーナッツにバナナ、とうもろこし、ケーキに餅菓子など、様々な甘いおやつがふるまわれます。かつてはお水を飲むのが一般的だったのですが、最近ではコーヒーも多く飲まれるそうです。


写真のコーヒーはインスタントですが(しかもミルクと砂糖があらかじめミックスされている3in1状態)、NGOのオフィスでは、国産のオーガニック・コーヒーがふるまわれました。ちなみに、チェンマイには、日本のNGO「わかちあいプロジェクト」が運営するカフェもあります。ぜひ行きたかったのですが、移転中のためこちらは断念。


さて、会議が終わったら「ご飯」です。

ボラセンのスタッフも飯田橋で時々食べている「トムヤム麺」をチョイスしてみました。辛さがさわやかで、あっという間に食べられてしまう美味しさ。


快適なオフィスで仕事して、美味しいご飯が食べられるタイのNGOスタッフたち。とってもうらやましいと思った滞在でした。

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