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(2014年8月30日 / 池田明彦 )

お知らせ

地域の居場所 「岡さんのいえTOMO]をたずねて

キーワード
居場所 、 世田谷区 、 サロン

2014年8月29日(金)、京王線・上北沢駅から徒歩数分にある「岡さんのいえTOMO」へ行ってきました。オーナーである小池さんには、今年度から「地域の居場所活性化モデル事業検討委員会」のメンバーとして参画していただいていて、ご縁ができました。

小池さんの大叔母から引き継いだ古民家には、地域の方、学生、研究者等々様々な人々が集う場として地域に開かれています。


岡さんのいえに到着


今回は職員会議ならぬ食飲快議(しょくいんかいぎ)。ナイスなネーミングです。毎月1回、一人一品持ち寄りで、交流する場です。この日は鉄道好きの方が集まる「鉄ちゃんカフェ」が午後にあった関係で、私がうかがった夕方にもNゲージが部屋の中に敷かれていて、実演してもらえました。話を伺ったHさんは、今は走っていない旧型の鉄道車両をコレクションしているとのこと。午前から準備して、翌日に撤収するという労力をかけてこの日を迎えているようです。


入口にも線路が・・

懐かしい旧型の新幹線など


話を戻して、19時頃より食飲快議がスタート。参加者は徐々に増えて約15人。小池さんの進行により、自己紹介と持参した一品の紹介をしながら、ごはんをモグモグ。ビールをグビグビ。私の両隣は、ドイツからの留学生と区の職員(新人)の方で、いろいろなお話をすることができました。


スクリーンは模造紙で


自己紹介が一巡したところで、特別ゲストの登場。まちづくりのコンサルを行う「場所づくり研究所 プレイス」の福永さん、宮地さんから、イランでの「ユニバーサル・デザイン・ワークショップ」のご報告がありました。

まちには商品が豊かにあるものの、経済制裁の影響で物価は高くなっているそうです。また、街にはバリアがたくさんあるとのこと。例えば、店前の歩道などはそれぞれのお店が整備するため、段差がたくさんあったり、点字ブロックなどはまだ少ない状況だそうです。ワークショップでは、現地の公務員の方、当事者の方が、日本から持参した点字ブロックの体験や車いすでのまち歩きなどを通じ、バリアフリーな街づくりを考えるという趣向。今年はじめて実施した子供向けのワークショップ(例 口話ゲーム)なども行い大成功だったようです。このように日本での取組みが海外で役立つことはうれしいことですね。


ということで岡さんのいえ初体験記でした。9月6日(土)には、大学生と小学生が絵本をつくる企画「えほんをつくろう」があるそうです。東京工科大学デザイン学科有志が主催、岡さんのいえTOMO共催の企画です。関心のある方はお問い合わせください!


岡さんのいえの詳細はこちら

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