東京ボランティア・市民活動センター
『NPO法人運営実務講座』る労務コース・経理コース・税務コースをが開催されました。
（2015年12月8日〜17日）

2015年12月8日〜17日、NPO法人やNPO支援団体の方を対象とした『NPO法人運営実務講座』が開催され、組織運営の基盤となる労務・経理・税務の3大実務について、講義と演習でじっくり学び合いました。

労務コースの風景

『労務』コース (12月8日)

「いつも団体を手伝ってくれている方に、長年“ありがとう”のお金(1回1,000円)を渡している。労務上はどのように考えたらいいのか」。「NPO法人○○様に依頼」という形で、職員宛てに講師依頼があった。夜間の講座で、残業代が払えないので、個人として謝礼を受け取ってほしい。労務上、気を付けることはあるか」。

労務コースでは、雇用・労働・社会保険等の基礎を確認したうえで、NPO法人によくある事例を取り上げ、参加者と一緒に考えました。

経理コースの風景

『経理』コース (12月9日・10日)

経理コースでは、2日間にわたり、注記の作成や、NPO法人の独特な取引についても触れながら、日々の業務から決算書類の作成までを実際に電卓を使用しながら体験しました。

アンケートには「具体的事例が中心だったのでわかりやすかった」、「ボランティアの活動を一度お金に置き換えて記載した方が、団体の活動をよりよく現せるというのは初めて知って役立った」などの声がありました。

税務コースの風景

『税務』コース (12月17日)

税務コースでは、NPO法における本来事業・その他事業と、法人税法における収益事業とそれに該当しない事業についての整理が重要になります。税務コースでは、さまざまな事例をもとに、その考え方の根拠を確認しました。

アンケートには、「具体例を出していただけたり、用語や文を分かりやすく説明していただけた」、「自団体に戻って、点検をしたい」、「これからの事業のために確認できてよかった」などの感想をいただきました。