3人のおしゃべりから始まった

1966年にできた公団けやき台団地内にあるエルロード商店街は、当初は35軒が出店していた。最近は近隣にある大型店舗に客が流れ、団地住民の高齢化が進んできたこともあって、空き店舗が目立っている。

「レストランサラ」は勢いを失いつつある商店街の空き店舗に1999年2月、開店した。ある日、イラストレーター・ライターの紀平容子さん、有機野菜を販売する井関美智子さん、調理師の関弘子さんの3人がコンサートに出かけ、その余韻にひたりながら、いろいろなおしゃべりをした。歳をとったらひとりで生きていくことはむずかしい。でも公的福祉サービスは当てにはできないだろう。地域で人間関係を築き、高齢になっても自分が暮らす地域で暮らしたい。自分の仕事が社会の役に立っていると感じられる働き方をしたい。そんなとめどない話からたどり着いたのは、'食'の大切さであった。「おいしいものを食べることで、体もこころも元気になれる。お年寄りも入りやすいレストランをつくろう」。おしゃべりのなかから「レストランサラ」はこうして誕生することになった。

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高齢社会の食と職を考えるチャンプルーの会 「商店街の中の協働空間」 閉じる つぎへ 東京ボランティア・市民活動センター