日本マイクロソフト社「自立UPプロジェクト」
児童養護施設および自立援助ホームで暮らしている青少年たちに、ITスキル講習を提供することによって、就労の機会拡大を支援する事を目的に、本事業を実施しました。
- 主 催:日本マイクロソフト株式会社、東京ボランティア・市民活動センター
- 対象:都内児童養護施設と自立援助ホームの子どもたち(21施設)
- 実施時期: 2011年4月~2012年3月 (1年間)
- 内容:
①ITスキル講習の実施
各施設の職員を対象として、ITスキルの教え方について、3日間の研修を実施。ここで学んだことをもとに、「パソコン基礎&セキュリティ」「インターネット&電子メール」「Word」「Excel」「PowerPoint」の5講座(32時間)を各施設において、職員が子どもたちに教えました。希望する施設にはMS社の社員ボランティアやNPO法人3Keysのボランティアがサポートに入りました。施設職員も子どもたちも、ボランティアも、非常に多忙な中、100名(実数)を超える子どもたちが本講習を受講しました。
②就労支援イベント「おしごと・カフェ」の開催(3回)
就労支援イベント『おしごと・カフェ』は、品川にあるMS社のセミナールームを会場として3回実施しました。カラフルで機能的なオフィスも案内していただき、子どもたちは大喜びでした。講師には、株式会社フェアスタートやNPO法人エンジェルサポートセンター、MS社の社員ボランティアの皆さん、施設OBの方々、企業の社長さんにご協力いただき、子どもたちとのグループ・ディスカッションも大変盛り上がりました。
「自立UPプロジェクト」実践報告・マニュアル集
プロジェクトに参加した施設職員の皆様からのヒヤリングやアンケートをもとに、各施設でのノウハウや社会資源をまとめた「実践報告・マニュアル集」を作成しました。 自立UPプロジェクト実践報告・マニュアル集
「自立UPプロジェクト」に係る第三者評価調査
児童養護施設および自立援助ホームで暮らす就労期前の青少年に対し、「自立UPプロジェクト」を通じて創出される社会的価値と政策的インパクトを明らかにすることを目的とし、第三者評価調査を行いました。 (株)公共経営・社会戦略研究所(略称 公社研)