ボラ市民ウェブ
TVACニュース

(2008年9月6日 / 近江信孝 )

お知らせ

“地域”と生きる
〜社会運動家・賀川豊彦氏の実践とセツルメント〜 11/8(土)開催

キーワード
賀川豊彦 、 セツルメント 、 興望館 、 雲柱社 、 地域 、 墨田


画像


社会問題解決に捧げる情熱の体感!

120年前に英国ロンドンで始まった福祉実践の方法セツルメント(貧困など社会的課題を抱えた地域に、教育・医療・福祉・法律などの専門家が常駐し、住民と共に、地域環境や社会制度の改善をはかる活動。その後のグループワーク、コミュニティワークの原型となった)。

地域において目の前にある課題を正面から受け止め、隣人に寄り添いながら共に生きていく姿勢は、社会の課題がより多様化・複雑化した今日において改めて求められています。

関東大震災の被災者支援に奔走した賀川豊彦氏が神戸のスラムに身を投じてから来年で100年。

また、セツルメント活動を実践する(福)興望館は90周年を迎えます。

本プログラムでは、墨田地域に焦点を当て、賀川氏の精神や情熱に思いを馳せるとともに、市民活動の発展に必要な理念、考え方等について、みなさんと考えたいと思います。

“地域”、“隣人”とどのような関係を持って、課題解決に向かうのか?市民活動の根底に流れる想いの体感を通し、みなさんの今後の活動にエールを贈りたいと思っています。


日時

2008年11月8日(土) 午後2:00〜6:00


会場

(財)本所賀川記念館(墨田区東駒形4-6-2<都営浅草線本所吾妻橋5分>)

本所賀川記念館での講演後、セツルメント関連箇所を確認しながら徒歩にて移動

(40分程度のフィールドワーク)後、興望館にて講演、見学となります。興望館(墨田区京島1-11-6<東武亀戸線/京成押上線 曳舟駅5分>)


講師

服部 栄 さん <(福)雲柱社 理事長>

野原 健治 さん <(福)興望館(こうぼうかん) 興望館館長>


コーディネーター

安藤 雄太<東京ボランティア・市民活動センター 副所長>


参加費

2,000円


定員

30名


対象

NPO、市民活動、ボランティア活動等に携わる方や、関心のある方なら、どなたでもご参加になれます。


申込締切

10月31日までにお申込ください。(ただし、定員になり次第締切ります)


主催・申込・問合せ

東京ボランティア・市民活動センター(近江・青柳) TEL03-3235-1171 FAX03-3235-0050


お申込 (ホームページまたはFAXにてお申込ください)

ホームページの参加申し込みフォームはこちら

FAXの方は、こちらをご利用ください (ちらし:PDFファイル 132KB)


「本所賀川記念館沿革および賀川豊彦氏」について

(本所賀川記念館のホームページより)

本所賀川記念館の起源は、1923年(大正12年)の関東大震災に際して、賀川豊彦が被災者救援のため、神戸より東京本所の地に駆けつけてセツルメント活動を開始した時になる。この時、賀川豊彦を中心にしてこの活動に参加した人たちにより、本所基督教産業青年会が創られた。この同志的な団体は、その後、生活協同組合、医療活動、その他多彩な活動を展開した。今日、東駒形教会・光の園保育学校・中ノ郷信用組合が、この地にその歴史を担って活動している。


「興望館(こうぼうかん)」について (興望館のパンフレットより抜粋)

興望館は、1919(大正8)年、セツルメントとして、東京の下町で事業をはじめました。

当時、墨田区は、東京の中でもっとも人口の密集した、貧しい地域でした。

セツルメントとは、地域の人々と共に、福祉課題をとらえ、その解決のための実践をしていくことを目的としたものです。

米国シカゴにあるハルハウスという施設にならい、北米・カナダの宣教師たちによってもたらされました。

セツルメントの考え方は、現在も興望館の児童養護施設、保育園、児童厚生施設の運営の土台になっています。

興望館は、多様な福祉の活動や行事を通して、乳幼児から青年、高齢者まで幅広い世代が出会う小さなコミュニティを目指しています。

情報を探す