(2010年3月16日 / 相談担当 )
東京ボランティア・市民活動センター
「NPO・ボランティアグループで活動したい人のためのガイダンス」開催しました
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今回は総勢20名以上のみなさんが集まってくださいました。お集まりくださったみなさんからは、「ボランティアに関すること全般を知りたい」「運営・存続の仕組みは?」「ボランティア活動をしている方のライフスタイルは?」「活動してよかった点、悩む点を教えてもらいたい」など、さまざまな「?」が出てきました。
それらの質問に応えてくださったのは、NPO活動の一例として、今回はスープの会(路上で生活する「ホームレス」と呼ばれる方々への路上訪問のほか、グループホーム、地域サロンなどを運営)、アクアリズム(知的障害を持つ子どもや大人への水泳・ランニング・音楽活動)、センス・オブ・ワンダー(本物の自然と向き合うことの楽しさを体験するプログラムを展開)のみなさんです。3団体の6名のみなさんがそれぞれの実体験を踏まえて、参加者のみなさんの質問にひとつひとつわかりやすく応えてくださいました。
アクアリズムのお二人は、スポーツが好きで、ボランティアを始めたのがきっかけだそうです。好きなことや興味をもったことにぜひチャレンジしてほしいとおっしゃっていました。こちらは体力が必要な活動内容のようですが、最近では子ども達とランニングをしたいとおっしゃる女性のボランティアさんが多いとか。趣味が高じて始めたボランティアですが、今では子ども達の成長をみられることが楽しみの一つとなっているようです。
センス・オブ・ワンダーの3名の方は、それぞれに子ども達とのかかわりについても教えてくださいました。自然環境について子ども達に教えるボランティアをする中で、専門の勉強をすすめることも大切なようです。中でも、ボランティアを始めたばかりという大学生の松本さんは就職活動後にスーツ姿で駆けつけてくださって、自身のボランティアの始め方を参加者のみなさんにお話ししてくださいました。
スープの会の後藤さんは、実体験からボランティア活動につながるまでの過程をお話してくださいました。スープの会はこの企画終了後に早速活動されるということで、そちらへ足を運ぶ参加者のみなさんもいらっしゃるようでした。
参加者のみなさんは全体ディスカッション中、メモをとったり各団体のみなさんのお話に耳を傾けたりと真剣そのもの。全体ディスカッションのあとは、参加者のみなさんがゲスト団体さんに直接お話を聞く姿もみられ、盛況の中、無事終了いたしました。
参加者のみなさんから寄せられたアンケートには、
「ボランティアの探し方がわかりました」
「グループの方々のナマの声が聞けたので、大変参考になりました」
「初めてボランティアの団体の方やボランティアをしたい方とお話しする機会があって、とても貴重な体験ができました」
など、たくさんのご感想をいただけました。
ご参加いただいたみなさん、ご協力いただいた3団体のみなさん、本当にありがとうございました。また、今回ご参加していただけなかったみなさんもぜひ次回足を運んでもらえたら、と思います。