これからの当事者活動
緊急事態宣言は解除されましたが、この先もしばらく直接集まる活動がしにくい状況が続くことが予想されます。現在、多くの団体で導入・検討が進んでいるオンラインによる当事者活動ですが、当事者団体・SHGには、オンラインに代えられない活動や価値も、たくさんあります。オンラインでは参加しにくい仲間もいます。
この先、リアルな集まりを再開するグループもあれば(会場側から新たに「参加者の連絡先を把握する」こと、除菌物品等を持参することなどを求められる場合もあります)、これを機にオンラインに切り替えるグループ(すでに「今年1年は、オンラインでやる」と決めている団体もあります)もあり、これらを両立させて使い分けるグループも出てきています。
会場を借りたり、物品準備をしたりと、リアルな集まりに負担を感じていた主催者の中には、オンラインだと負担なく開催できたという声もあり、そういったグループにとってはオンラインを導入したことが活動の継続につながりそうです。
オンラインを活用し、多様な当事者団体が連携してテーマや分野を超えたつながりをつくろうという試みも始まっています。今後ますます当事者活動の多様化がすすんでいきそうですが、それが結果的にSHGを選択しやすい環境につながっていくことを願っています。
(相談担当M)