重度心身障がい児の外食を実現する活動から「差別」を考える。
分科会 20




重度心身障がい児親子の会「スマイリーサン」が取り組んでいる、地域の飲食店に「形態食」を提供してもらい、普通食の飲食が困難な人でも外食を楽しめるようにバリアフリーを進める活動から、人々の暮らしの中で存在する無自覚な「差別」に気づき、真に「差別」のない社会を実現するために必要なことは何かを考えます。
日時 : 2月13日(日)10:00~12:00
定員 : オンライン 49人
出演 :
高橋育恵さん
NPO法人重度心身障がい児・者親子の会スマイリーサン 代表者
長迫園子さん
NPO法人 まちなか 理事長 ダイニング街なか 運営者
こんな方におすすめ! :
- 障がい者に関わるボランティア活動関係者、興味のある方
- 社会における「差別」に興味のある方
- 飲食店関係者
- ボランティア活動全般に興味のある方
出演者紹介 :
髙橋 育恵さん
千葉県柏市出身
武蔵野学院卒業
武蔵野短期大学卒業
ラジオパーソナリティ・CMナレーション・企業紹介・結婚式の司会など、
様々なMCの仕事に従事。
その後、祖母の入院・死をきっかけに特別養護老人ホームでの介護を仕事にする。
結婚後もMC業・介護業を行っていたが、娘が障がいを持ち、専業主婦となる。
現在は娘と息子の2児の母。
障がいを持つ児童の親個人として、以下の活動を実施。
- 看護大学の学生ボランティアの受け入れ
- 看護大学学生向けの講演、看護大学関係者向けの講演
- ヘルパー、訪問看護ステーションとの座談会、実地体験会
- 重度障がい児の親子として、ヨルダン大使館訪問
同じような保護者の皆さんと連携し、
ボランティア団体「重度心身障がい児、親子の会 スマイリーサン」を立ち上げ。
重度障がい児向けの学校・施設や、ヘルパー・訪問看護ステーション、地域のお店などと連携し、障がい児・者とその家族が参加できる「運動会」「音楽会」「演劇」「シンクロナイズドスイミング」などの活動、北区・地域の飲食店と連携し「障がい児・者向けの外食サービスの充実化」に向けた活動などを実施。
長迫 園子さん
所属 特定非営利活動法人まちなか 理事長
経歴 出身地 東京
出身校 東京家政大学家政学部中退
職歴等 通信社、業界紙等で和文タイピストとして勤務後 不動産管理会社で事務職、取締役就任
平成27年 現職 就労継続支援A型事業所「ダイニング街なか」支援員兼務
令和元年 就労継続支援A型事業所「ダイニング街なか」管理者兼務
現職に至る経緯など
大学の近くに米軍の野戦病院ができるという話が持ち上がり、学内で反対運動が起こる。これを契機に当時の反体制運動、労働運動に関わるようになる。また、結婚、出産を経て色々なトラブルを経験した。長女は、自発呼吸ができない状態で生まれ呼吸器をつけて11か月と10日集中治療室で過ごしたが、力尽きて他界した。その時の経験と思いが障がい者支援につながっていると思う。NPO法人への関りは、運動を通しての人的関係による。
好きな言葉 命あるものはすべて幸せになる権利がある。