江戸川区ひきこもり実態調査から、行政とNPOの連携について考える
分科会 5
ひきこもり状態にある人は、内閣府調査によると15歳から39歳までが54.1万人(平成27年度調査)、40歳から64歳までが61.3万人(平成30年度調査)、合計115万人を超えると推計されています。
江戸川区では実態把握のため、2021年度18万の世帯にアンケート調査を行い、結果、約8千人がひきこもり状態にあることが分かりました。このような行政による大規模調査は、全国的にも珍しい事例です。
この分科会では、ひきこもり状態にある方の支援について、行政調査を事例に、行政とNPOの連携について考えます。
日時:2月11日(土)10:00~12:00
定員:会場20人 オンライン20人
出演:
森澤昌代さん
江戸川区福祉部生活援護第一課ひきこもり施策係
中塚史行さん
一般社団法人子ども若者応援ネットワーク品川
椎野 修平さん
特定非営利活動法人日本NPOセンター 特別研究員
こんな方におすすめ!:
- 引きこもり状態にある人の支援をしている人
- 行政とNPOの連携に関心がある人
出演者紹介:
森澤昌代さん
江戸川区では令和2年度にひきこもりに特化した係を創設し、
令和3年度にひきこもり実態調査を実施しました。
令和4年度は実態調査の結果を受け、個別支援に繋がる方が増えました。
ひきこもり当事者一人ひとりに合った選択肢があることが必要であること、
まずは、繋がることの大切さを実感しています。
中塚史行さん
2005年に発達障害の子どもたちの教育支援をおこなうNPO法人「教育サポートセンターNIRE」を設立。
その後、ニート・ひきこもりなどの若者支援に事業をひろげ、2016年からは「安心できる・自信がつく・
仲間がいる」をコンセプトとした子ども・若者の居場所「子ども若者応援フリースペース」(品川区委託)
を運営しています。公認心理師、特別支援教育士、准認定ファンドレイザ
椎野 修平さん
特定非営利活動法人日本NPOセンター 特別研究員
神奈川県庁にて税務、国際交流、児童福祉、広報、商工部局などの業務を担当。1996年4月に全国に先駆けて開設された「かながわ県民活動サポートセンター」に10年間勤務し、市民活動やNPOの支援に取り組む。この間に「かながわボランタリー活動推進基金21」の設立に関わり、NPOと行政の協働事業への資金提供の仕組みを構築。退職後に経済団体で中小企業の経営支援や商店街振興などに携わった後、2012年4月より現職。