市民社会をつくるボランタリーフォーラムTOKYO 2025

ボランティアが社会を変える~区市町村から始める身近な仕組みづくりへのアプローチ~

分科会 1


チラシはこちら

ボランティア活動には、困りごとを直接支えるだけでなく、困らない社会に変えていくという社会変革への役割が期待されています。社会変革の手段の一つとして、政治(議会・行政)との関わりが重要です。本分科会では、ボランティアが仕組みづくりとしての政治とどう相対していくとよいのか、特に区市町村レベルで市民が議会・行政に働きかけた具体的な事例を通して、一緒に考えていきたいと思います。





日時:2月8日(土)10:00~12:30

定員:会場30名

出演:

事例提供:大村 みさ子さん

一般社団法人子ども村ホッとステーション代表理事、あらかわ子ども応援ネットワーク代表

事例提供:大橋 美紀さん

一般社団法人探求あそび場づくりの輪

コメンテーター:安藤 雄太さん

東京ボランティア・市民活動センターアドバイザー

進行:川田 虎男さん

NPO 法人ハンズオン埼玉代表理事/埼玉県立大学社会福祉子ども学科准教授


こんな方におすすめ!:

  • ボランティアを通して社会の仕組みを変えたいと思っている人
  • ボランティア活動で政治との距離で悩んでいる人
  • 社会を変えていくボランティアの活動を支援する人

出演者紹介:

大村 みさ子さん

一般社団法人子ども村ホッとステーション代表理事、あらかわ子ども応援ネットワーク代表

「子どもの成長を見守っていきたい」という想いから、高校教師退職後、我が子の子育てと共に児童合唱事務局、サッカーコーチ、審判員、小学校支援員、あらかわ冒険あそび場の会と子どもたちとの関わりを継続。その中で、学校でも家庭でもない「地域の居場所」の重要性を強く実感し、中高生の成長を支えるために「子ども村:中高生ホッとステーション」を2014年に設立。その後、小学生への支援も開始し、2021年に一般社団法人化。自ら子どもたちの居場所を運営しながら、同じミッションを持つ団体や組織との連携を進め、地域全体で子どもたち一人ひとりを支えていくためのネットワークである「あらかわ子ども応援ネットワーク」を2017年に設立。ネットワークには社会福祉協議会、区や教育委員会、児童相談所などの関係機関も参画している。


大橋 美紀さん

一般社団法人探求あそび場づくりの輪

世田谷区で子育て中に自主保育に参加し、プレーリーダーによる自由な遊びと出会ったことがきっかけで、その後引っ越した川崎市では自らプレーパークの活動を企画。次に移り住んだ中野区にはプレーパークの活動がなかったため、近所の公園のリニューアルに伴う建設委員会に参加、完成時に運営委員会を立ち上げた。そこから中野区での常設プレーパーク設置の構想を進める。2004年には文部科学省の「地域子供教室」に「夢発見!草っパラダイス」で応募、(その後「中野区放課後子ども教室」に移行)委託事業が決定し、月に4回のプレーパーク活動を開始する。その後、2021年に外遊びの重要性を感じていた母親たちとつながったことをきっかけに、プレーパーク活動が区内に広がり5団体になった。この動きが力となり、2025年度秋には区内に常設プレーパークが設置されることが決定した。


安藤 雄太さん

東京ボランティア・市民活動センターアドバイザー

学生時代からボランティア活動に関わり、大学卒業後、社会福祉法人東京都社会福祉協議会に勤務。地 域福祉活動の担当などを経て、長年、東京ボランティア・市民活動センター副所長、同センターアドバイザーとして関わる。ボランティアおよびNPOとの連携、協働をしながら地域福祉活動を推進する一方 で、区市町村行政をはじめとする各種プロジェクトにメンバーとして参加。 協働の現場を知るスペシ ャリスト。


川田 虎男さん

NPO 法人ハンズオン埼玉代表理事/埼玉県立大学社会福祉子ども学科准教授

1980年生れ。立教大学大学院博士後期課程修了(社会デザイン学博士)・社会福祉士

大学卒業後社会福祉法人鶴ヶ島市社会福祉協議会勤務。27歳から日高市議会議員を1期4年務める。その後、NPO法人ハンズオン埼玉へ。事務局長を経て現在代表理事。聖学院大学非常勤講師(ボランティア論等)、同大ボランティア活動支援センターアドバイザーを経て、2024年4月より埼玉県立大学准教授(地域福祉論等)