「親なきあと」を考える~老障介護の現実と課題について~
分科会 11




障がい分野の高齢期における課題として「親なきあと問題」というものがあります。講師の方に親なきあと問題に潜む様々な課題を解説していただくとともに、解決に向けて取り組む事例の紹介を通して、市民の立場で障がいのある方や周囲の方々を支える方法や取り組みを模索します。
日時:2月9日(日)10:00~12:00
定員:会場40名 オンライン50名
出演:
吉川かおりさん
明星大学 人文学部福祉実践学科 教授 障害学を担当
杉田 泉さん
特定非営利活動法人 江戸川区相談支援連絡協議会
主任相談支援専門員 東京都障害者相談支援体制整備事業 特別アドバイザー
川島 真紀さん
特定非営利活動法人 江戸川区相談支援連絡協議会
主任相談支援専門員 日本精神保健福祉士協会 代議員
溝部 奈緒さん
特定非営利活動法人 江戸川区相談支援連絡協議会
相談支援専門員 江戸川区自立支援協議会 地域生活支援拠点部会委員
こんな方におすすめ!:
- 障がいのある人の当事者家族の方
- 親なきあと問題に課題意識のある方
- 施設職員の方
- これまで障がいの分野と関わりがなかった方
出演者紹介:
吉川かおりさん
明星大学 人文学部 福祉実践学科 教授。障害学を担当。博士(社会福祉学)。
2006年から2014年まで全日本手をつなぐ育成会理事、2014年から全国手をつなぐ育成会連合会運営委員、理事。家族支援ワークショップおよび知的障害のある本人支援のためのワークショッププログラムの開発・普及に従事。
監修『自分の障害を知る・可能性を見る みんなで知る見るプログラム改訂版』全国手をつなぐ育成会連合会(2019年)
共著『障害のある子どもがいても私らしく活きるための家族支援ワークショップ 実施マニュアル』(福)全日本手をつなぐ育成会(2011年)
障害のある人もない人も暮らしやすいまちづくりに関する条例策定に参画し、現在は差別解消推進まちづくり協議会会長。
共著『精神保健福祉システムの再構築-非拘束社会の地平』ミネルヴァ書房(2020年)担当部分 第三章「市民としての知的障害者」
障害のある人のきょうだい研究を初めて公表してから約30年。きょうだい支援に携わって約20年(米国のきょうだい児支援の第一人者、ドナルド・マイヤー氏の日本招聘講演・ワークショップを仲間と一緒に実現。きょうだい支援の輪が徐々に広がってきていることを有難く思いつつ、現在は、きょうだい支援を行っている個人・団体の応援を中心に活動)。
特定非営利活動法人 江戸川区相談支援連絡協議会
江戸川区において、障害者および障害児を対象に主に計画相談支援事業を行っています。当事者の方へのご支援だけでなく、「支援者に対する支援」にも注力しているのが当法人の特徴です。支援する側の孤立防止や資質向上を図る活動に取り組み、地域全体の福祉の発展と向上を目指しています。
具体的な活動としては、相談支援専門員向けの研修(江戸川区委託事業・年9回開催)の実施や、「顔の見える関係作り」を促すため毎月の定例会や支援者交流イベントなどを企画しています。ひとびとがつながり、誰もが暮らしやすい地域共生社会が実現するよう活動をこれからも続けていきます。